一級建築士による内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポートです。
内覧会立会い・同行の現場レポート :東京都 Part11-3
アネストのスタッフの徳永です。内覧会立会い・同行(マンション)(現場:東京都)の現場レポートの続編です。主寝室の調査の後、玄関周りの調査となりました。
ダウンライトのある大きなシューズボックスがありましたので、各棚板を支えるダボの1つ1つを丁寧に動作させたり、棚板の加重チェックをしながら確認していきます。玄関での鍵の掛かりや扉の重さ、外回りも調査して頂きましたが、特に問題は無かったとのことです。
最後にベランダでの調査となりました。
「綺麗なベランダですね。サビ落としもきちんと出来ていますし、排水部分も清掃されています。勾配も問題無いです」
物干しや手すり、隣室との非常用扉の取り付け具合を確認後、排水口も懐中電灯を用いて点検しながら吉川さん。業者さんもほっとした表情でした。
その後、室内に戻ってお客様と全ての指摘箇所について、吉川さんと業者さんからご説明や確認がありました。
「室内を業者さんと目視範囲で全て確認しましたが、基本的にはほとんど目立つ汚れやキズなどでした。あと建具の調整が何箇所かありましたが、それも含め補修可能なものです。水平器で壁や床の傾きをチェックしましたが、問題ありませんでしたよ」
「結構養生テープが付いてる箇所が多いみたいですが、こんなものなんですか・・・?」
「そうですね、マンションの施工は本当に同じマンションでも一部屋ごとに違いますから何とも言えませんけど、補修可能なものばかりなので大きな問題はありませんでした。業者さんも補修対応して下さいます」
吉川さんの回答にお客様は頷いて、
「それなら良いんですけど、・・・でもみんな直してもらえるんですか?」
と業者さんに尋ねておられました。 「補修対応させて頂きます」
業者さんからもしっかりとした言葉をもらい、お客様も殊更安堵されたご様子でした。
「これから各指摘箇所について、実際にお客様に見て頂いてご説明させて頂きますので許容範囲や、他にもお客様が気になる点などあれば仰ってください」
各指摘箇所について、「これはこれこれこういった指摘事項で、業者さんはこういった補修をして下さいます」といった内容を各部屋ごとに吉川さんは丁寧に説明をし、お客様の許容範囲などを伺って業者さんにお伝えしていました。
お部屋を回り、指摘箇所の説明をしている際にお客様からの質問で、
「この隙間なんかはちょっと気になるんですけど、綺麗に埋めてもらえるんでしょうか?」
といったような質問にも、吉川さから業者さんに確認してもらい、
「これはテープでこの部分と同じように埋めて頂けるそうですが、それが見栄えも補修方法としても一番良いと思います」
と、吉川さんが笑顔で回答すると、お客様も安心されたようでした。
もちろん、キッチンや洗面の天板が良いものを使っていることや、ベランダも綺麗に掃除されていることなどの良い面も業者さんの前でお客様へお伝えします。全ての補修箇所についてご説明と確認が終了し、リビングへ戻りましたところで、吉川さんから再内覧会の際のアドバイスです。
「今回の補修をされた後、再内覧会の際には今回のものとは別に新たなキズや汚れなんかが出来ている場合もありますから、それもチェックして下さいね」
その後お客様とご挨拶をして、今回の調査は終了となりました。
ほとんどが目立つキズや汚れの指摘だったことや、業者さんがてきぱきと応対してくれたこともあり、平均的な約2時間程度の調査時間でした。今回の物件は実際にお客様がお住まいにはならない物件ではありますが、それでも施工不良があれば補修して頂くのは言うまでも無く当然のことです。
お客様が気になる点の判断や気付かない点のチェックもさることながら、吉川さんの業者さんへの対応はプロならではの手腕だと思います。
お客様からは業者さんや販売会社さんに遠慮して補修や指摘が仲々言えない時や、業者さんの言うことが本当かどうかわからない時といったシチュエーションは決して少なくないと思いますが、客観的な(どちらかと言えば買い手側の)立場で調査をする建築士からの指摘や判断は、買い手側の安心にも繋がります。
もちろん現場のこともわかっているので業者へは適切な補修を求めますし、また、業者から提示された補修方法などが適切かどうかの判断も出来ます。どの調査でもそうですが、当社では建築士が調査に立会いする際には、お客様と業者との良好な関係作りも目指しているのも特長です。(もちろん、指摘箇所はきちんと指摘します)
今後のお客様と売主さんとの関係は、やはり良い方がいいですものね。今回もとても勉強になりました。 同行させて頂きましたお客様、吉川さん、本当に有難うございました。お疲れ様でした!
※いつの間にか調査前に作業服+新しい靴下に着替えられていた吉川さんですが、一緒にマンションの外に出た時にはまたもやいつの間にか元のお姿に戻られていて、驚きました!
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ダウンライトのある大きなシューズボックスがありましたので、各棚板を支えるダボの1つ1つを丁寧に動作させたり、棚板の加重チェックをしながら確認していきます。玄関での鍵の掛かりや扉の重さ、外回りも調査して頂きましたが、特に問題は無かったとのことです。
最後にベランダでの調査となりました。
「綺麗なベランダですね。サビ落としもきちんと出来ていますし、排水部分も清掃されています。勾配も問題無いです」
物干しや手すり、隣室との非常用扉の取り付け具合を確認後、排水口も懐中電灯を用いて点検しながら吉川さん。業者さんもほっとした表情でした。
その後、室内に戻ってお客様と全ての指摘箇所について、吉川さんと業者さんからご説明や確認がありました。
「室内を業者さんと目視範囲で全て確認しましたが、基本的にはほとんど目立つ汚れやキズなどでした。あと建具の調整が何箇所かありましたが、それも含め補修可能なものです。水平器で壁や床の傾きをチェックしましたが、問題ありませんでしたよ」
「結構養生テープが付いてる箇所が多いみたいですが、こんなものなんですか・・・?」
「そうですね、マンションの施工は本当に同じマンションでも一部屋ごとに違いますから何とも言えませんけど、補修可能なものばかりなので大きな問題はありませんでした。業者さんも補修対応して下さいます」
吉川さんの回答にお客様は頷いて、
「それなら良いんですけど、・・・でもみんな直してもらえるんですか?」
と業者さんに尋ねておられました。 「補修対応させて頂きます」
業者さんからもしっかりとした言葉をもらい、お客様も殊更安堵されたご様子でした。
「これから各指摘箇所について、実際にお客様に見て頂いてご説明させて頂きますので許容範囲や、他にもお客様が気になる点などあれば仰ってください」
各指摘箇所について、「これはこれこれこういった指摘事項で、業者さんはこういった補修をして下さいます」といった内容を各部屋ごとに吉川さんは丁寧に説明をし、お客様の許容範囲などを伺って業者さんにお伝えしていました。
お部屋を回り、指摘箇所の説明をしている際にお客様からの質問で、
「この隙間なんかはちょっと気になるんですけど、綺麗に埋めてもらえるんでしょうか?」
といったような質問にも、吉川さから業者さんに確認してもらい、
「これはテープでこの部分と同じように埋めて頂けるそうですが、それが見栄えも補修方法としても一番良いと思います」
と、吉川さんが笑顔で回答すると、お客様も安心されたようでした。
もちろん、キッチンや洗面の天板が良いものを使っていることや、ベランダも綺麗に掃除されていることなどの良い面も業者さんの前でお客様へお伝えします。全ての補修箇所についてご説明と確認が終了し、リビングへ戻りましたところで、吉川さんから再内覧会の際のアドバイスです。
「今回の補修をされた後、再内覧会の際には今回のものとは別に新たなキズや汚れなんかが出来ている場合もありますから、それもチェックして下さいね」
その後お客様とご挨拶をして、今回の調査は終了となりました。
ほとんどが目立つキズや汚れの指摘だったことや、業者さんがてきぱきと応対してくれたこともあり、平均的な約2時間程度の調査時間でした。今回の物件は実際にお客様がお住まいにはならない物件ではありますが、それでも施工不良があれば補修して頂くのは言うまでも無く当然のことです。
お客様が気になる点の判断や気付かない点のチェックもさることながら、吉川さんの業者さんへの対応はプロならではの手腕だと思います。
お客様からは業者さんや販売会社さんに遠慮して補修や指摘が仲々言えない時や、業者さんの言うことが本当かどうかわからない時といったシチュエーションは決して少なくないと思いますが、客観的な(どちらかと言えば買い手側の)立場で調査をする建築士からの指摘や判断は、買い手側の安心にも繋がります。
もちろん現場のこともわかっているので業者へは適切な補修を求めますし、また、業者から提示された補修方法などが適切かどうかの判断も出来ます。どの調査でもそうですが、当社では建築士が調査に立会いする際には、お客様と業者との良好な関係作りも目指しているのも特長です。(もちろん、指摘箇所はきちんと指摘します)
今後のお客様と売主さんとの関係は、やはり良い方がいいですものね。今回もとても勉強になりました。 同行させて頂きましたお客様、吉川さん、本当に有難うございました。お疲れ様でした!
※いつの間にか調査前に作業服+新しい靴下に着替えられていた吉川さんですが、一緒にマンションの外に出た時にはまたもやいつの間にか元のお姿に戻られていて、驚きました!
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