一級建築士による内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポートです。
内覧会立会い・同行の現場レポート :東京都 Part11-2
アネストのスタッフの徳永です。内覧会立会い・同行(マンション)(現場:東京都)の現場レポートの続編です。
次に、リビング・ダイニングです。
窓に取り付けられている網戸の音鳴りやコンセントカバーの浮き、カーテンレールの取り付け部分にバリ(ささくれ)があったりしましたが、きちんと補修してもらえば直るものだと吉川さん。
コンセントカバーの浮きについては、写真ではわかり辛いですが、実際に動かしてみると私でも取り付けが甘い感じがわかりました。
また、リビングの傍のキッチンですが、こちらもシンク下を開けて頂いており各排水管を見られるようになっていました。
「キッチンの天板ですが、これはキズがつきにくくて、汚れも目立ちにくい良いものを使っておられますね」
吉川さんの言葉に、業者さんが嬉しそうに頷いていました。
「洗面台も同じものを使っています」
「そうですか。しっかりしていますし、良いですよ」
天板に体重を掛けて加重チェックをしながら、吉川さんは業者さんと笑顔でお話しされていました。こういった業者さんとの関係作りも大事ですよね。
水道が開栓されていたので、水の流れや排水、シンク下の排水管についても水漏れなどのチェックをし、シャワーホースがきちんと動作するか、また、水受けの設置やホースと水受けの兼ね合いはどうかなどを確認します。
キッチンではキッチンパネルのキズが目立っていましたので、吉川さんから業者さんへきちんと補修方法を確認した上で補修して頂くように伝えていました。この補修方法の選択や判断が、一般的に買い手側としては難しいのではないでしょうか。
また、どこまで言って良いのか、補修可能なのかそうでないのか、「こんなものですよ」や「これは補修出来ません」という施工業者側の言葉はどこまで本当なのか?
建築士さんは、どこまでが許容範囲であるかやその補修方法が適切なのかどうかを経験や知識の上で知っているので、こういった場でも適切な判断を下すことが出来ます。
さて、キッチンから廊下に繋がる扉やドア枠、戸当たりなどをチェックした後は洗面・浴室へ向かいます。キッチンでもそうでしたが、水道が開栓されている場合は使用して配管の水漏れやオーバーフローなどを確認します。(内覧会の際に水道が開栓していない場合は、入居された際のチェック方法をお客様へお伝えしています)
浴室では浴室点検口を開けて、そこから目視出来る範囲で配線や換気ダクトなどのチェックをします。
浴室内では他に排水口の詰まりやシャワーの動作、各場所に設置してある棚や手すりにがたつき等がないかも実際動かして確認します。洗面台はキッチンと同じ天板を使っていましたので、ここでも吉川さんの「良い天板を使っておられますね」との言葉に業者さんも笑顔でした。
また、洗面・浴室の隣りにあるトイレも、実際に水を流して水の流れや便座の設置や動作などを確認しましたが、壁クロスのボコ(丸いクロスの浮き)があった他には特に問題はありませんでした。
水周り関係の後は、廊下です。廊下には目立つキズが何箇所かありましたが、これも補修して頂くことで直るものとのこと。
床鳴りや傾きのチェックをしてから、主寝室へ向かいます。主寝室では、壁クロスのボコやキズが他の部屋に比べて多かったように思います。また、クロゼットの中のクロスにも同じようにボコや目立つキズなどがありましたので、吉川さんから業者さんへ綺麗に直して頂けるように指摘していました。
そしてこの主寝室のドアは引き戸だったのですが、やはり鍵の掛かりが甘く、鍵を掛けて引き戸を引いてみると隙間が出来ました。
「これは鎌錠の遊びが大きいですね。鍵をして扉を引くと、向こう側が見えちゃうほどに隙間があきます。リビング横の洋室と同様に調整をお願いします」
吉川さんの指摘に、業者さんが一緒に確認して納得されたように養生テープを貼っていました。
:::次回へ続きます:::
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次に、リビング・ダイニングです。
窓に取り付けられている網戸の音鳴りやコンセントカバーの浮き、カーテンレールの取り付け部分にバリ(ささくれ)があったりしましたが、きちんと補修してもらえば直るものだと吉川さん。

コンセントカバーの浮きについては、写真ではわかり辛いですが、実際に動かしてみると私でも取り付けが甘い感じがわかりました。
また、リビングの傍のキッチンですが、こちらもシンク下を開けて頂いており各排水管を見られるようになっていました。
「キッチンの天板ですが、これはキズがつきにくくて、汚れも目立ちにくい良いものを使っておられますね」
吉川さんの言葉に、業者さんが嬉しそうに頷いていました。
「洗面台も同じものを使っています」
「そうですか。しっかりしていますし、良いですよ」
天板に体重を掛けて加重チェックをしながら、吉川さんは業者さんと笑顔でお話しされていました。こういった業者さんとの関係作りも大事ですよね。
水道が開栓されていたので、水の流れや排水、シンク下の排水管についても水漏れなどのチェックをし、シャワーホースがきちんと動作するか、また、水受けの設置やホースと水受けの兼ね合いはどうかなどを確認します。
キッチンではキッチンパネルのキズが目立っていましたので、吉川さんから業者さんへきちんと補修方法を確認した上で補修して頂くように伝えていました。この補修方法の選択や判断が、一般的に買い手側としては難しいのではないでしょうか。
また、どこまで言って良いのか、補修可能なのかそうでないのか、「こんなものですよ」や「これは補修出来ません」という施工業者側の言葉はどこまで本当なのか?
建築士さんは、どこまでが許容範囲であるかやその補修方法が適切なのかどうかを経験や知識の上で知っているので、こういった場でも適切な判断を下すことが出来ます。
さて、キッチンから廊下に繋がる扉やドア枠、戸当たりなどをチェックした後は洗面・浴室へ向かいます。キッチンでもそうでしたが、水道が開栓されている場合は使用して配管の水漏れやオーバーフローなどを確認します。(内覧会の際に水道が開栓していない場合は、入居された際のチェック方法をお客様へお伝えしています)
浴室では浴室点検口を開けて、そこから目視出来る範囲で配線や換気ダクトなどのチェックをします。

浴室内では他に排水口の詰まりやシャワーの動作、各場所に設置してある棚や手すりにがたつき等がないかも実際動かして確認します。洗面台はキッチンと同じ天板を使っていましたので、ここでも吉川さんの「良い天板を使っておられますね」との言葉に業者さんも笑顔でした。
また、洗面・浴室の隣りにあるトイレも、実際に水を流して水の流れや便座の設置や動作などを確認しましたが、壁クロスのボコ(丸いクロスの浮き)があった他には特に問題はありませんでした。
水周り関係の後は、廊下です。廊下には目立つキズが何箇所かありましたが、これも補修して頂くことで直るものとのこと。

床鳴りや傾きのチェックをしてから、主寝室へ向かいます。主寝室では、壁クロスのボコやキズが他の部屋に比べて多かったように思います。また、クロゼットの中のクロスにも同じようにボコや目立つキズなどがありましたので、吉川さんから業者さんへ綺麗に直して頂けるように指摘していました。
そしてこの主寝室のドアは引き戸だったのですが、やはり鍵の掛かりが甘く、鍵を掛けて引き戸を引いてみると隙間が出来ました。
「これは鎌錠の遊びが大きいですね。鍵をして扉を引くと、向こう側が見えちゃうほどに隙間があきます。リビング横の洋室と同様に調整をお願いします」
吉川さんの指摘に、業者さんが一緒に確認して納得されたように養生テープを貼っていました。
:::次回へ続きます:::
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