内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポート

一級建築士による内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポートです。

内覧会立会い・同行の現場レポート :大阪府大阪市 Part9-3

アネストのスタッフです。≪内覧会立会い・同行(マンション)(現場:大阪府大阪市)≫の現場レポートの続きです。最終回です。



和室の畳を上げてのチェックです。

畳下のモルタルの部分にも、問題はないとのことでした。

それにしてもチェック箇所が多くて...内覧会っていうものは忙しいものです(>_<)

しつこいようですが、実際、こうして細かくチェックしていかれる様子を見ても、1時間で終了なんて無理です。

今日は、ここまでですでに2時間経っています。

洋室の調査の際、

『カーテンレールチェック』→レール自体がしっかりとまっているかも確認しますが、カーテンランナーが端から端までシューっと動くかどうかを、

【動かせるものは全部動かしてみること!精神(?)】

で、お客様自ら実践されていました。

そこで清水さんが

「スムーズに動きますか?」

とお伺いしたところ

「あっ、ついフライングしてしまいました。すみません。 笑」 
(清水さんがチェックする前だったので、フライングとおっしゃたのです)

「いえ、いえ、どうぞご自身でも確かめてみてください。いいことですよ。笑。どうですか? 」

「端までちゃんと動きます!笑」

とお客様。

このカーテンランナーの動作確認は(シューってやつです)、清水さんのチェックの後、私もこの後やってみました。

『シュー』 「OKです!!」 笑

ここから更に30~40分程、調査は続いたのですが、すべての箇所のチェック終了となりました。

そして、指摘した箇所すべても記入も終わりました。

ここで、最初の話を思い出していただきたいのですが...

内覧会が終了したら、記入済みの用紙を持ってエントランスにある「施工担当受付」に用紙を提出して下さいとのことでしたよね。

その用紙を提出した際の模様です。

施工担当者の方と、記入した内容の確認が1番から順番にありました。

「1番は、ここですね、わかりました、直します」

「2番は、ここですね、そうですか、わかりました、調整しておきます」

「3番は、そうですか、わかりました、確認します」

「4番は、 ・・・」

そのうち、施工会社の人から

「すみません。こんなにあって申し訳ないことです」

とお詫びの言葉。

きちんと直していただいたらいいので

とにこやかなお客様でした。

と、そこへ、内覧会をおえられた様子の赤ちゃん連れのご夫婦が用紙の提出にこられました。

私のすぐ横に座られました。

肩がふれるほどのすぐ横だったのでその声が聞こえてきたのですが、"クロスの継ぎ目が気になるところがあった"と言ったら、その受付をしていた担当者は、紙を2枚出してきて

「紙でもこんなふうに継ぎ目はできるものですから、クロスにも継ぎ目はあります」

と、補修を拒否する姿勢を見せていました。

ずっと聞いていたわけではないので、その説明で納得されたのかどうかはわかりませんでしたが、

『そんなこと言わずにちゃんと直してあげてほしいなぁ』

と、おせっかいな私は思ってしまいました。
しかも、室内を確認もせずに・・・

さておき、再内覧会は2週間後とのことです。

その際には、今回指摘したものが綺麗にすべて直っているか、また、補修工事の時に新たなキズなどがつくこともありますので、それもあわせて見てくださいね。

今回のマンション内覧会のレポートは以上です。
お客様、清水さん、長時間お疲れ様でした。

また、皆様、最後まで読んでいただきましてありがとうございます。このレポートが、これから内覧会を迎えられる方のお役に少しでも立つこといいなぁと思っています。

それでは、またの機会に!

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