内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポート

一級建築士による内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポートです。

内覧会立会い・同行の現場レポート :兵庫県西宮市 Part5-3

前回、前々回に続きまして、内覧会立会い・同行(マンション)(現場:兵庫県西宮市)のレポートの続きです。

今回は洋室の調査からです。

田中さんが窓を何回も開け閉めして、おや?という表情。リビングの窓をチェックしていた時は、開閉についてはすべてスムーズにでしたよね。

「どうされたんですか。」

「隣の建物が建築中だからその音でちょっと聞こえにくいけど、このサッシは少し音なりがするなぁ。」

どれどれ...(p_・)?

開けたり閉めたりしてみると工事中の音に消されそうでしたが、確かに

「キュッ、キュッ」

と音がします。

「この音なら調整の仕方か、何かゴミが挟まってるのかという程度だとは思うけど、確認はしてもらいましょう。」

キズや開閉のスムーズさだけではなく、開閉時の音も聞いていたんですね。

それにしてもこんな工事中の音がしているのによく聞き取れたものです。


洗面室の調査の際、ウエストにポーチからティッシュを1枚取り出した田中さん。

ん?何か拭くのかな!?

天井に手を伸ばした田中さん。天井に何か?



天井を拭くのではなかったようです。

洗面室の天井の換気扇の吸い込みの具合のチェックだそうです。

24時間換気なら、写真のように張り付く程度でならOKだそうです。

アナログなやり方のようですが、これなら感じ見た目にもわかり易いですよね。

(^.^)/~ ←換気扇のチェックにはティッシュが便利。

洗面台のチェックでは、実際に水を流しての配管の水漏れの調査や、水を溜めてオーバーフローのチェックをします。

洗面台の下を開けてすぐ

「これは取り付けを忘れてるわ。」

と田中さん。

「何を忘れてるんですか?」



配管と床に思いっきり隙間が空いていました。

こんな状態では虫や臭気の出入り口になってしまうし、この隙間なら小さいものなら落下してしまう恐れもありです!!

こんな取り付けミスもあるもんなんですね。

洗面の調査終了と思いきや、ここでタオルを取り出した田中さん。

このタオルもティッシュのように何か調査の小道具??

ではないようです。今度はタオルとしての正常な使い方でした。



内覧会が終わって入居までは日にちが空く場合が多いので、ちゃんと拭き取っておかないと水垢が残るかもしれませんもんね。細かい気配りに頭が下がります。

今回はやや短め?ですが、ここで終了です。
次回は、いよいよこの内覧会レポートの最終回です。

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