内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポート

兵庫県川西市での一級建築士による一戸建ての内覧会立会い・同行の現場レポートです。

内覧会立会い(一戸建て)の現場レポート :兵庫県川西市 Part11-2

川西市での内覧会立会い・同行(一戸建て)サービスの現場レポートの続編です。
いよいよ、ようやく中へはいって内部の調査が始まります。まずは一階から!

玄関の扉、下足入れなどを調査します。

玄関の扉は気密性が保たれており問題ないとのことです。下足入れは扉が壁に干渉してしまうので、戸当たり用のクッション(通称:涙目)の設置を依頼しましたが、対応できないとのことで、お客様ご自身で取り付けることになりました。ここは売主や施工会社によって対応がわかれるところです。

ご自身で設置する場合はコーナンなどホームセンターで販売しているそうです。知らずに使用していたら、せっかくの新築なのにすぐ壁を傷つけてしまうところでしたね。

続いて各部屋すべて床や壁の傾きを調査していきます。

オートレーザーで傾斜測定

上記はオートレーザータイプの水平器を使用して調査するところです。ちょっと薄くて見づらいですが、赤い線が出ているのがおわかり頂けますでしょうか?

水準器で傾斜調査

次に上記は水準器を使用して、測定しているところです。何箇所も測定した結果、誤差0mmのお部屋もあり、とても丁寧に施工されているとのことでした。

サッシの開閉調査

扉の隙間や開閉不良、建付不良も調査していきます。常にお客様と一緒に確認し、進めて参ります。

キッチン排水管からの漏水チェック

次はキッチン!キッチンの奥にある配管に水漏れがないか、床下との境目はきちんと閉じられているか等チェックしていきます。どこをチェックしているか説明させて頂きながら調査しています。シンク下の収納の床部分を排水管が貫通するところに隙間があると害虫が入ってきたりするそうです(゚Д゚;)忘れずにチェックしなければなりません。

システム収納の確認

また、すべての棚を開けて動作確認を行います!

次は和室です。

畳下の調査

和室は畳を上げて、カビが生えていないかチェックします。下地合板は厚み24mmでシックハウス対策のなされた安全な合板を使用していました。乾燥状態もよく問題はありませんでした。障子部分や押し入れの中もチェックしました。

次は洗面所とバス、トイレの調査です。

洗面台やお風呂に水を溜めて、水漏れがないか、排水栓キャップや排水速度や排水音に異常がないかなどチェックします。

排水チェック

トイレは実際にお客様に座って頂いてペーパーホルダーの位置が高すぎたり低すぎたりしないか見て頂いたり、鍵や扉の動作に異常がないか確認します。実際に水も流し、後程床下の調査の際に水漏れがないかをチェックします!

また、洗面台の床下収納を開けて床下部分をチェックしました。

床下の診断

お客様は床下の構造部分に問題がないかと心配していらっしゃいましたが、清水さんが確認したところ、施工しにくい場所なので、異常があるように見えるが、構造上には問題がないとのことでした。

何か気になるところがあった際、それがどう建物に影響するのか素人では判断できないので、こうして建築士から回答をもらえると、とても安心しますね(^^)

浴室の点検口から天井裏も調査しました。石膏ボードが施工され、断熱材もきちんと施工されていましたが、1本釘が出ているところがありましたのでこちらは手直しを依頼しました。

天井裏の確認

続きまして2階へあがります。2階の部屋も1階と同様、床や壁の傾き建具などのチェックをしていきます。

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