兵庫県川西市での一級建築士による一戸建ての内覧会立会い・同行の現場レポートです。
内覧会立会い(一戸建て)の現場レポート :兵庫県川西市 Part11-1
こんにちは。アネストのスタッフの村田です。久しぶりに現場レポートが再開されました。内覧会立会い・同行(一戸建て)サービスに同行して参りましたので、その様子をレポート致します。
今回は、オプションサービスである床下の詳細調査 屋根裏の詳細調査もご利用頂いております。
今回調査を担当するのは一級建築士の清水さんです。
当日、現地で待ち合わせをしたのですが、バスを降りてどこへ向かうか携帯の地図と格闘していたところ、清水さんがバス停まで迎えに来てくれていました!助かりました(;;)初めての土地で初めての現場レポートだったのでとても安心しました。
現地に到着すると清水さんは調査準備を始めました。床が傷つかないように脚立の足部分を軍手できれいに巻いたり、調査器具が揃っているか確認したり、資料を再度確認したりと、忙しそうでした。事前に資料を確認していても、直前に再度確認しているようです。
調査の前にお客様より間取り図などの資料をお送り頂いているのですが、「事前にお客様から頂いた資料はどの様なことに使用するのですか?」と、聞いてみたところ、建物全体を把握し、どこから調査をするのがいいのか、持参する脚立はどのくらいの高さがいいのか等、当日スムーズに調査が行えるよう事前にシミュレーションをするそうです。
そしてお客様と売主様、施工会社様と全員が揃い、調査がスタートになりました。まずは屋外部分からスタートです!
境界からチェックしていきます。
皆様で確認したところ、境界がきちんと明示されていない箇所がありましたが、引き渡しまでに境界がわかるよう修正してくれるそうです。隣人の方とのトラブルを未然に防ぐために大事なことですね。
次に水切り板を表裏からチェックします。
鏡を使ってしっかりとみていきます。鏡を使用することで効率的にチェックできていますね。こちらは問題ありませんでした。
次は打診棒を使用して基礎コンクリート部分をチェックしていきます。
さらに外壁は目視でチェックしていきます。
ところで皆様は打診棒って何をするものかご存知ですか??
私はアネストに入社するまで見たことも使用したこともなかったのですが、外壁を叩いたり、又は表面を転がすようにしたりして行なわれるのが打診棒による診断です。壁を叩いたときに出る音の違いにより、目視では確認できないような、外壁の仕上げ材の剥離などを確認することができます。
実際にどれくらい音に差がでるのかなと見ていたころ、玄関ポーチのタイルで音が他と異なる箇所がありました!!
「こことここ、音が違うのがわかりますか?」と清水さん。
ハッキリと違いがわかる音でした。中のモルタルの密度が違うとのことで、修正可能かを施工会社様に確認したところ、難しいとのことです。通常生活していく上で実害がないとのことでお客様もご納得されていました。
こうして、指摘箇所が見つかると、お客様、建築士、施工会社様、売主様で話し合い調査を進めていくのですね。
外壁部分で、お客様が以前から気になっていたという窓のサッシの部分を確認しました。隙間があるのではと、ご不安に思っていらしたそうですが、清水さんが確認したところ、窓まわりのコーキングは問題なく施工されているとのことです。
その他、外壁部分では外壁の一部が欠けていました。また、切子による錆が外壁に付着していたので手直しを依頼しました。錆はそのまま放置すると広がってしまう可能性があるそうです。素人だけではなかなか見つけられない点も、やはりプロは見つけてくれるのですね!さらに的確に指示を出してくれるので安心です(^^)
次は家から離れて、目視可能な範囲で屋根を調査します。
こちらは特に問題ありませんでした。