中古マンション建物調査の現場レポート

一級建築士による中古マンションの建物調査の現場レポートの現場レポートです。

中古マンション購入サポートパックの現場レポート :兵庫県西宮市 Part4-3

アネストのスタッフです。
中古マンション建物調査のレポートの続編です。

図面を確認して取り払う事の出来る壁などについてもアドバイスがありました。

構造上、撤去できる壁とできない壁があります。
リフォームを考える際に、お部屋を広くしたいと思った時などには、
撤去できる壁かどうかということはとても重要な事です。

角野さん
「後で、竣工図書でも確認しましょう。」

次にお風呂場の調査です。

ここには、ガス給湯器があります。
ガス給湯器は1996年製で耐用年数に近いとの事です。

脱衣所には洗濯機置き場があります。
排水先はお風呂場に排水のホースを設置する事になります。

水周りは、全て古いタイプの仕様になっていますが、
マンションの管理組合で改修工事の話が出ており、それが可決されれば、
共用部のみならず、浴室の改修や洗濯パンの取り付けも行われます。

脱衣所の上部を見上げると分電盤があります。
角野さん
「電気関係では、30Aで6回路となっております、コンセント等で今後、容量不足が予想されます。」

後で、角野さんに聞いてみると、マンションが建てられた時には、
現在のように全てのお部屋にエアコンを設置するなど贅沢な事は想定されていなかったと思います。
しかし、現在では、マンションが建てられた時よりも電気を使用する家電なども多く、
容量不足が予想されるとの事でした。

つまり、時代がかわり容量不足の住宅が多いということですね。
また、マンションの場合は勝手に自分の部屋の電気の容量だけを増やす事は出来ないとの事です。

続いてトイレです。
実際に水を流して確認をします。こちらも赤水が確認出来ました。
ここも使用し続けたら、水は赤くなくなるとの事です。

次にクロークの部屋の調査です。



天井部分にヒビがあります。

お客様「このヒビがある部分は構造上問題ないでしょうか?」

角野さんは、脚立を上がり実際にヒビを目視で確認してから
「コンクリートに石膏を塗っており、端が割れている状態です。
コンクリートが割れている訳ではないので構想上問題がある訳ではないと判断します。」

なるほど、コンクリートそのものにヒビが入っている訳ではないのですね。
ヒビが気になるなら、クロスの張替えだけで問題ないようです。

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