中古マンション建物調査の現場レポート

一級建築士による中古マンションの建物調査の現場レポートの現場レポートです。

中古マンション購入サポートパックの現場レポート :兵庫県西宮市 Part4-2

アネストのスタッフです。
中古マンション建物調査のレポートの続編です。

続いて、窓の動作確認を行います。
私も動かしてみましたが、少し重い感じがします。
「窓に関しては、下のコマの調整をされた方が良いですね。」

また、現在部屋に設置されているエアコンを見ると、とても古いタイプです。
エアコン用のスリーブがなく、窓に穴を開けてその穴から配管を通しパテで固定されています。

「新しいエアコンに替える場合は、壁は構造体ですので共用部分となります。
 勝手に穴を開ける事は出来ませんので、今と同じやり方でしか設置をする事ができません。」

続いて、扉のチェックです。
実際に何度か開けたり、閉めたりして動作確認をしていきます。

角野さん
「扉の高さですが、これはマンションが建った時の高さです。
 今の新しい扉は昔のものよりサイズが大きいので、もし、リフォームの際に扉を交換するのであれば
 改修工事をするか、もしくはオーダーをして作る必要があります。
 床については、このまま上に貼って仕上げだけ綺麗にするのであれば、安く出来ると思います。」

との事です。

続いてキッチン部分の調査です。

換気扇を実際に動かしてみます。
「きちんと、吸っていますので大丈夫でしょう。」



収納部分の扉を何度か開閉し動作確認をします。
「丁番が痛んでいますので、取り替えられると大丈夫でしょう。」



水道に関しては、今回は水を出す事が可能な環境でしたので、実際に水を流して確認します。
蛇口の付け根部分から水がポタポタ漏れています。

角野さん
「水道のパッキンはゴムの耐用年数がございますので取り替えると大丈夫でしょう。」



シンク下の排水管から水漏れが無いかを目視で確認します。水漏れは無いようです。

続いて、廊下及び廊下にある収納部分の調査です。
収納を開けて確認をします。何か水で濡れたようなシミがあります。

角野さん
「湿気のあるものを入れて、換気をしないと結露しますので、その跡だと考えられます。」
との事です。

次に洗面部分です。実際に水を流して確認します。



水が赤いです。
配管が鉄で出来ている為、サビが原因で水が赤くなっているとの事です。
何ヶ月間も水道を使用せずにいた為、水を出すとサビが混ざって赤い水になっていると
予想されるとのことです。
一般的には水を流し続けたら赤くなくなるそうです。

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