第三者の一級建築士による新築マンションの図面チェック、モデルルーム同行の現場レポートです。
マンションの通信簿の現場レポート :大阪府大阪市 Part5-3
※リビングです
わ~、綺麗なモデルルームですね~。
o(^o^o)(o^o^)o わくわく
はい!↑私のこれがまず【ダメ】だそうです。
モデルルームは、売る為に専門家がコーディネートしているので、いいに決まっています。ここで舞い上がるのが一番ダメ!
(とわかっていても、いいなぁと思ってしまいますよねぇ...)
建築士さんはインテリアなど目もくれず、モデルルームのリビングに入った時、
「実際にはここに梁(はり)があるので25センチ下がった感じになりますよ」
と、早速お客様に説明されていました。
「そうなんですか??」とお客様。
マンション内の限られた空間の中で、予想していなかった梁や柱の出っ張りがあったら嫌ですよねぇ。その分狭くなるってことですから。
建築士さんはこのことは、先ほどの設計図書で確認していたとのことでした。設計図書がいかに大切なものであるかが、これだけでもわかりますよね。
モデルルームは、例えその住戸と同じタイプのものであっても、実際より天井の高さを高くしていたり、このように実際に梁があるのに再現していなかったりと、そっくりそのまま同じように作っているわけではないということもありますので、皆様も気をつけてくださいね。
私は内覧会立会い・同行(マンション)サービスにも何回か同席し、レポートを書いていますが、その際に最初にお部屋に入ったお客様がこのようにおっしゃることがありました。
「思ったより狭いなぁ」
「こんなものだったかなぁ、もっと広いと思ってた」
などです。
単にそう思い込んでいたとか、イメージの問題かもしれませんが、見学していたモデルルームの印象とは違うということでおっしゃているのかもしれません。
皆様は、私のように浮き足立ってモデルルームに足を運ぶことなく
「モデルルームには売るための仕掛けが色々としてある」
というふうに思って下さい。
建築士さんもこう仰ってましたよ。
「実際のところ、モデルルームを見てもマンションについてわかることはあまりない」
と。
廊下にて。
「バリアフリーのことを考えると、この廊下には、将来手すりをつけることができますから、いいですよ」
と建築士さん。
「図面で確認しましたが、手すりを後からつけることができるだけの下地がしっかり入っていましたよ」
バリアフリーと聞いて
『段差があまりない』
ぐらいしか浮かばない私なので、そんなところも評価点になるのか、と感心していました。
その他、やはり廊下と居室、廊下と洗面所等の段差がないかは、チェック項目ですので図面からもチェック済みの上、建築士さんの評価は、
「この物件はバリアフリーの面ではよく考慮された物件です」
とのことです。
以上かいつまんでレポートしましたが、モデルルームでの説明が終わりましたので、移動開始。
これから、マンションの建設予定地に行ってきま~す(^O^)/
※いざ、出発!
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