一級建築士による内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポートです。
内覧会立会い・同行の現場レポート :埼玉県戸田市 Part13-2
前回の内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポートの続きです。
浴室の点検口もお客様に見て頂いています。
調査内容は、換気設備の設置状況やゴミ、職人さんの忘れ物が無いかなどを見ます。
何も問題ありませんでした。
こちらのマンションの浴室扉は非常時用につまみを1箇所解除すれば
扉自体が外れるタイプのものでした。
注意書きにもありましたが、あくまでも、非常時ですので試しにと思って、
外さないように気を付けましょう!!
先ほどまで外部からの風があって暑くなかったのですが、風が止まってしまったのか、
窓からも入ってきません。
まだ換気扇もフル稼働できない状況では浴室も洗面室にも熱がこもってしまい暑さ倍増です。
皆さんのシャツの色が変わるくらい汗びっしょりです <(^-^)
この後、収納棚の棚板の設置状況を手でさわりながらチェックし、
クローゼットの中の上棚は小山さんの体重を掛けて加重チェックを行いました。
ハンガーパイプ共に、問題ありませんでした。
また、各居室のドアの開閉や速度・重さ、ハンドルの動きをチェックしていましたが、
今回2部屋で同じ症状が出ていました。
それは、1つのドアに丁番が3か所取り付けてあるのですが、
そのうちの1箇所が少し湾曲している事です。
小山さんが、既成品として元から丁番の型が湾曲しているのか、そうではないのかを聞き、
指摘事項として施工業者さんへ伝えていました。
仕上がりについてどこまで指摘して良いか、
なかなかお客様から業者さんに伝えられない事があってもプロの目線で指摘して頂き、
その場で補修内容が聞けると言うことはとても頼もしい限りです。
各居室のドアに続き、床や壁の調査は水平器を用いて反りや歪みがないか調査をします。
この時、床鳴りやフローリングの浮きを確認する為に、
スリッパなどを履かずに床を踏みしめてお部屋の端から端まで満遍なくすり足で、
足裏全体に神経を集中させ、不陸(床が平滑ではなく凸凹していること。又は水平でないこと)が
ないかチェックされていました。
水平で問題ありませんでした。
「この後、業者さんの補修が入られると思われますが、
今回のものとは別に新たなキズや汚れなどが出てくる場合もありますから、ご確認下さい。」
と小山さんからお客様へ言っていただき調査は無事終了することが出来ました。
その後、お客様とご挨拶をして現地を離れました。
小さな傷や、いくつか補修して頂く場所はございましたが、
小山さんからすぐに補修の相談を施工業者さんへされていたので、
スムーズにお話が進んだと思われます。
突然の同行に快く応じて下さいましたお客様、小山さん、本当に有難うございました。
お疲れ様でした。