内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポート

一級建築士による内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポートです。

内覧会立会い・同行の現場レポート :大阪府大阪市 Part7-2

スタッフの徳永です。内覧会立会い・同行(マンション)(現場:大阪府大阪市)の現場レポートの続編をお送りします。

2.キッチン

足を踏みしめてキッチン内を歩き回り、床浮きや異音の確認をした後に、水廻りのチェックです。

シンクの下の引き出し部が南郷さんによってガボっと取り外され、水を流しながら排水管や水タンクの確認をします。



吊り戸棚も開閉確認し、耐震ラッチが付けられていることに感心したり、キッチンタイル部分に多くの汚れがあったのを指摘したりという感じでした。

ここでお客様より南郷さんに「このキッチンの電灯はどうやって換えるんでしょうか?」との質問があり、そのご質問に実際、電灯カバーを取り外しながら一緒に確認していました。

3.和室

最近の物件はリビング・ダイニングの側に和室を置くという形が多いですが、今回もその形でした。

「マンションの畳は薄くて硬いです。湿気を逃す為というのが一番の理由かな。」

そう言って建築士さんは、畳をあげて見せてくれました。



マンションによって畳の下に防虫シートや防湿シートが敷かれていることがありますが、畳を上げてみて、その時点でカビや虫食いなどが起きていなければ、特別敷かなくても良いとのことです。

その他、和室とリビング・ダイニングの仕切り襖の具合いや敷居スベリ、巾木のささくれなどを確認し、押入れも点検して、洋室に向かいました。

4.洋室
洋室の一室、壁クロスの部分に一箇所、5cm四方の大きさの正方形型のクロス補修跡をお客様が発見なさいました。



見えますでしょうか。写真の真ん中くらいをご覧下さい。

これには立会いの施工業者さんも慌てており、「ちゃんと補修します。お恥ずかしいことです。」と頭を下げてらっしゃいました。

この部屋もバルコニーに面した大窓がありましたが、やはり指詰め防止機能は付いていませんでした。
なおかつ、サッシの召し合わせ部分上部に取り付けられた、気密性保持用のゴムの不良で、隙間風が感じられました。



こういったものは私なら確実に見過ごしている部分ですが、やはり専門家の眼の付け所は本当に違うんだなあと改めて本日何度目かの感心を致しました。

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