一級建築士による内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポートです。
内覧会立会い・同行の現場レポート :大阪府大阪市 Part6-3
前回のレポートに続きまして、内覧会立会い・同行(マンション)(現場:大阪府大阪市)の様子をお届けします。
今回は建具の調査の続きからです。
廊下からリビングに通じるドアの点検。
どこがおかしいか下の写真でわかりますか?

ドアのレバーハンドルのプレートに、この写真を撮った私が写っているのがおかしい!
のではなく、このプレートが少し歪んで取り付けられているのがわかりますか?
こんなに鏡のように綺麗なのに、歪んでとりつけられているとは...。
さて、天井・壁のクロスです。
実は、お部屋に入った時から気にはなっていたのですが、このお部屋のクロスはあまりいい仕上がりではなかったのです。

この青いテープは、(マスキングテープ)指摘した箇所に貼っているのですが、この写真の通り、天井はかなりの広範囲が指摘の箇所になっています。しかも多数。
この写真ではわかりにくいと思いますが、クロスの上からでもコンクリートの仕上げの荒さがわかるのです(こてで塗った跡がわかるのです)。
施工の担当の方は
「直天(じかてん)ですから...」
(※直天、直天井:天井のコンクリートに直接クロス張りや塗装で仕上た天井のこと)
と口を濁していましたが、ご主人もかなり気にしておられるご様子です。
建築士さんが
「補修は可能ですよね。お手数でしょうが綺麗に直してもらえますか。」
とズバリ。(だけど顔はにこやか)
「はい、わかりました。」
「では、補修箇所にテープを貼っていきましょう。」
となり、青テープの目立つこんな感じの天井になったわけです。
壁のクロスも壁紙と壁紙のジョイント部が目立つ部分があり、補修してもらうことになりました。
この青のマスキングテープは、内覧会の最初に
「指摘箇所に貼って下さい。」
と施工会社の方から渡されたものですが、この、天井と壁の指摘箇所のせいで巻が小さくなってしましました。
一本で足りるのかな?
もうひとつ実際に足りなくなったものといえば、不具合の指摘事項を記入する用紙です。これは1枚用意されていましたが、指摘事項を記入していくうちに足りなくなって、内覧会の途中で
「用紙が足りなくなったので、下に取りに行ってきます。」
と担当者の方。
建築士さんがすかさず
「後1枚と言わずにたくさん持ってきてくださいよ。(笑)」
「はい。」
一同「笑い」
始終和やかな感じの内覧会だったので、こんな冗談も出ました。
次にキッチンの調査です。
実際に水を流して水漏れがないかどうかのチェック。

シャワーヘッドを出し入れし、台所の流し台の下をのぞきこみ、
「あれ?」
と建築士さん。
水受けトレーがついていないとのこと。

シャワー水栓は、シンク下に水受けトレー(水受けタンク)が付いています。ご存知でしょうか?
私はつい最近まで知りませんでした。というより
『掃除の際などに水受けトレーそのものは見ているので知っていたけど、名前も知らなきゃ、何の為についているのかも知らなかった。』
が正しい表現です。しかも場所をとるのでこれって邪魔だなとも思ってました。
でも無駄についているわけではなかったようです。
水受けトレーは、
"シャワーホースを伝って落ちてきた水を受ける"
という立派な役割を担っていたのです。トレーに水が溜まったら、定期的にはずして手入れするのがよいとのことです。
(でもそんな大量には溜まることはないらしいです。使い方にもよるとのことですが。)
役目を知ってもらうこともなく、邪魔もの扱いされ、手入れもされず、踏んだりけったりだったわけですね、我が家の受け皿は。
※但し、製品によっては水受けがないタイプあるそうです※
南郷さんは、施工会社の担当の方に
「水受け皿のあるタイプと、ないタイプがありますが、これはどちらでしょうか?」
と施工会社の方に質問。
「わかりませんので確認して後ほどご連絡します。」
とのこと。
もし、水受けがいるタイプなのに付け忘れているなら、たとえ少しでも水はシンクの下は濡れてしまうことになりますから、確認をお願いしますね。
(ちなみに洗面の下には水受けトレイは設置してありました。)
では、今回はここまでです。次回をお楽しみに。
大阪府大阪市の内覧会立会い・同行(マンション)はこちら
今回は建具の調査の続きからです。
廊下からリビングに通じるドアの点検。
どこがおかしいか下の写真でわかりますか?

ドアのレバーハンドルのプレートに、この写真を撮った私が写っているのがおかしい!
のではなく、このプレートが少し歪んで取り付けられているのがわかりますか?
こんなに鏡のように綺麗なのに、歪んでとりつけられているとは...。
さて、天井・壁のクロスです。
実は、お部屋に入った時から気にはなっていたのですが、このお部屋のクロスはあまりいい仕上がりではなかったのです。

この青いテープは、(マスキングテープ)指摘した箇所に貼っているのですが、この写真の通り、天井はかなりの広範囲が指摘の箇所になっています。しかも多数。
この写真ではわかりにくいと思いますが、クロスの上からでもコンクリートの仕上げの荒さがわかるのです(こてで塗った跡がわかるのです)。
施工の担当の方は
「直天(じかてん)ですから...」
(※直天、直天井:天井のコンクリートに直接クロス張りや塗装で仕上た天井のこと)
と口を濁していましたが、ご主人もかなり気にしておられるご様子です。
建築士さんが
「補修は可能ですよね。お手数でしょうが綺麗に直してもらえますか。」
とズバリ。(だけど顔はにこやか)
「はい、わかりました。」
「では、補修箇所にテープを貼っていきましょう。」
となり、青テープの目立つこんな感じの天井になったわけです。
壁のクロスも壁紙と壁紙のジョイント部が目立つ部分があり、補修してもらうことになりました。
この青のマスキングテープは、内覧会の最初に
「指摘箇所に貼って下さい。」
と施工会社の方から渡されたものですが、この、天井と壁の指摘箇所のせいで巻が小さくなってしましました。
一本で足りるのかな?
もうひとつ実際に足りなくなったものといえば、不具合の指摘事項を記入する用紙です。これは1枚用意されていましたが、指摘事項を記入していくうちに足りなくなって、内覧会の途中で
「用紙が足りなくなったので、下に取りに行ってきます。」
と担当者の方。
建築士さんがすかさず
「後1枚と言わずにたくさん持ってきてくださいよ。(笑)」
「はい。」
一同「笑い」
始終和やかな感じの内覧会だったので、こんな冗談も出ました。
次にキッチンの調査です。
実際に水を流して水漏れがないかどうかのチェック。

シャワーヘッドを出し入れし、台所の流し台の下をのぞきこみ、
「あれ?」
と建築士さん。
水受けトレーがついていないとのこと。

シャワー水栓は、シンク下に水受けトレー(水受けタンク)が付いています。ご存知でしょうか?
私はつい最近まで知りませんでした。というより
『掃除の際などに水受けトレーそのものは見ているので知っていたけど、名前も知らなきゃ、何の為についているのかも知らなかった。』
が正しい表現です。しかも場所をとるのでこれって邪魔だなとも思ってました。
でも無駄についているわけではなかったようです。
水受けトレーは、
"シャワーホースを伝って落ちてきた水を受ける"
という立派な役割を担っていたのです。トレーに水が溜まったら、定期的にはずして手入れするのがよいとのことです。
(でもそんな大量には溜まることはないらしいです。使い方にもよるとのことですが。)
役目を知ってもらうこともなく、邪魔もの扱いされ、手入れもされず、踏んだりけったりだったわけですね、我が家の受け皿は。
※但し、製品によっては水受けがないタイプあるそうです※
南郷さんは、施工会社の担当の方に
「水受け皿のあるタイプと、ないタイプがありますが、これはどちらでしょうか?」
と施工会社の方に質問。
「わかりませんので確認して後ほどご連絡します。」
とのこと。
もし、水受けがいるタイプなのに付け忘れているなら、たとえ少しでも水はシンクの下は濡れてしまうことになりますから、確認をお願いしますね。
(ちなみに洗面の下には水受けトレイは設置してありました。)
では、今回はここまでです。次回をお楽しみに。
大阪府大阪市の内覧会立会い・同行(マンション)はこちら