住宅あんしん工程検査(住宅検査)の現場レポート

大阪府茨木市の新築一戸建ての着工から完成までの建築士による住宅検査の現場レポートです

住宅あんしん工程検査の現場レポート :大阪府茨木市 Part5-1

こんにちは、アネストのスタッフの稲久保です。

今回は「住宅あんしん工程検査」の現場に同行してきました。住宅あんしん工程検査は、建築士が一戸建ての着工から完成まで複数回の検査(検査回数はお客様の要望等による)をして、欠陥住宅を未然に防ぐ建築検査サービスです。

そして今回は、第4回目の現場検査に同行をさせて頂きました。今日の検査内容の主な予定は、基礎コンクリートの仕上りや土台敷きと大引きなどの検査です。既に、地盤改良工事基礎配筋などの検査を終了しております。これまでは、防湿シートの破損や図面上のアンカーボルトの不足があったものの、順調に工事は進んでいるようです。

駅で待ち合わせをして、現場へと向かいました。調査の時は、かばんから資料などを取り出しやすいように肩から掛ける事が出来るかばんを使うらしいです。確かに、かばんを置いていては、いちいち取りにいかないといけないので不便ですよね。

さて、現場に到着しました。今回はお客様ご本人の立会いが無理とのことでしたが、代わりにお客様のお父様が立ち会って頂けました。

現場では、基礎と土台が敷き終わり大引きも設置されている状態でした。

私「早速ですが、今日の検査内容の大引きって何ですか?」

初歩的な質問で申し訳ないですが、遠慮なく質問をしていきたいと思います!!



これが、大引きです。



そしてこれが土台です。

皆さんは、違いがわかりますか?私には同じ木材にしか見えません。

基礎のコンクリートにのっているのが土台です。
土台から土台へ渡される構造材が大引きです。

言われてみれば、確かに大引きは浮いています!!(もちろん鋼製束で固定するのですが)



今回の住宅は在来法で建てられているので仕口があります。2×4工法との大きな違いはここです。そして、仕口を斜め釘打ちで補強をしています。

釘といえば、金槌で打つものだと思っていましたが、今は機械であっという間に終わるのですね。びっくりです!!

ところで、土台の木材が少し黒い感じがします。
「木」ってもっと綺麗な色をしていたような・・・などと考えていると

「これは防腐剤が施されているから少し黒く見えるんですよ。」

と、建築士さんが説明をして下さいました。



これは、ホールダウン金物といいます。土台と柱を繋ぐもので、今回の物件では隅に5箇所にあります。
テレビなどで、地震の後に土台は残っているが、土台の上の建物部分だけが崩れて崩壊している光景を目にした事がありますが、それを防ぐ為のものだそうです。

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