大阪府の一級建築士による中古マンションの建物調査の現場レポートの現場レポートです。
中古マンション購入サポートパックは「中古マンション建物調査」へ名称変更しております。
中古マンション購入サポートパックの現場レポート :大阪 Part1-3
こんにちは。前回に続いて、「中古マンション購入サポートパック(現場:大阪府)」のレポートです。
さぁ、次は、専有部分の調査です。
お部屋は、このマンションの最上階、南東に面した角部屋です。
ここからは、仲介業者の営業マンと一緒に、居住中である売主さまのお部屋にお伺いしました。売主さまもご在宅でした。
(事前に売主さまにも、調査の了解をいただいています。)
売り主さまにご挨拶の後、早速調査開始!
各部屋の窓から辺りを見渡す、建築士さん。
「将来、近くに採光を遮るような大きな建物が建つ心配は、まずないと思いますよ。」
「何でわかるんですか?」
少し遠くにある空き地を指差され、
「あれぐらいの広さがないと高層の建物は立てられない。この部屋の窓に面した場所には、あの大きさ程の空き地はないですからね。それに、周辺には、新築の一戸建てがどんどん建っていってる状態ですから、今後も大きな空き地ができるってことは、まず、考えられない。」
「なるほど、なるほど。」
次は音の話です。
窓が開いた状態で、
「下に比べて、静かですね。」
「ほんとですね。」
エントランスは、幹線道路に面していて、車の通る音がしていたのですが、このお部屋は、その幹線道路と反対の位置、窓を閉めてみると、更に静かです。
このマンションのなかにおける専有部分の位置(住戸の位置)も良好だとのことです。
私は、専有部分の劣化状態の調査ばかりするものと思っていたのですが、
『将来の眺望や採光、音の問題』
の説明に、目からうろこです。
購入を決めるには、重要なことですよね、確かに。
部屋に入る前に、お客様に
「この物件について気になるところがありますか?」
とお伺いしていました。
「リビングの壁紙の一部に変色があり、築2年で、そのようなことがあるのかを見て欲しい。」
とのこと。
「日当たりや、湿気の状態にもよりますが、どの程度か中に入ってから見てみますね。ただ、売主さまは、その件に関して何か言っておられませんでしたか?」
「そういえば、入居後に壁紙がめくれてきて、ご自分で手直しされた様なことをおっしゃてました。」
「でしたら、きれいに接着剤をふき取ってないかもしれませんね。ふき取りがちゃんとされていない場合も、変色はありえます。」
その部分を、実際に見てみました。
売主様が、手直しをもう一度されたようで、現状は変わっており、気にされていた変色は、ほぼなくなっていました。
壁紙の状態も大丈夫な旨を告げ、お客様の許容範囲であることを確認。今後、又、変色しない為にも、しっかりふきとりをすることをお勧めしました。
各部屋、ベランダ、廊下をまわり、水まわり、建具、排気・換気状態、など様々な部分を点検。
調査の結果、建具の一部に不良箇所がありましたが、
「引渡しまでにはきちんと直しますね。」
と、売主様。
「2年点検はもうお済ですか?」と、建築士さんが、仲介業者さんと売主さまに確認。
点検は、持ち主が変われば利用できないけど、まだ売主様が居住中の期間であれば、利用できるとのこと。
せっかくですから、2年点検に間に合うようなら、是非とも利用しないと!売主様、買主様、両方にメリットありますもんね。
調べてもらった結果、売主様が居住中の間に、補修可能だということでした。きっちり施工会社に直してもらってから、引渡ししてもらえことになりました。
本日調査の報告書は、後日作成してお渡しいたしますが、
総評は、
『専有部分の設備、仕様も含めて、現在の新築マンションと比較しても遜色はなく、構造的にも問題なし、管理面もしっかりした良いマンションだといえます。』
だそうです!
調査中の建築士さんの説明からも、この時点で契約されることを、ほぼご決断されていた様子です。
契約するなら、明日だとのこと。
このお客様には、『中古マンション購入サポートパック』とご一緒に、契約の運びとなった場合に『売買契約書チェック』もご依頼いただいておりました。
売買契約書チェックは、事前に必要書類をいただいて、内容を確認し、お客様に不利な条文などがないかなども調べ、問題箇所等の訂正などのアドバイスをするサービスです。
契約は交わしてしまえば、
『こんな内容だなんて、知らなかった。素人だからわからなかった。』は、通用しないのです。
言いたいところですけどね、知らなかったって...。
契約までに、売買契約書のご報告をさせていだだくことをお約束し、本日の物件の調査は完了です。
(建築士さんには、これから事務所に帰って、管理規約、契約書のチェックをしてもらわなければいけませんが、...。お疲れ様でございます。)
私の同行はここまでした。
お疲れ様でした!お客様は、ご夫婦ともに、ご購入を決められて、すっきり、晴れ晴れ(^.^)(^.^)とした表情をされていました。
中古の物件は、売り出されてから、契約までのスピードも大切ですから、タイミングよくアネストにご依頼いただけて、お役に立てて本当に良かったです。
これは、後日談になりますが...
実は、契約まで焦っていたので、アネストのホームページをじっくりご覧になったのは、物件のご契約を済まされた後だそうです。
『ホームページの内容を見て、アネストのポリシーに共感しました。貴社に相談できてよかった、今後も応援しますので頑張って下さい。山瀬さんのレポートも楽しみにしています。』
とのお言葉を、調査数日後にいただき、現場にも同行した思いもあり、嬉しくて、嬉しくて...。
しっかりレポート致しました。見ていただけたかなぁ...。
私もアネストのポリシーに感動して入社したので、このように言っていただけると、本当に、嬉しいです。ありがとうございます。
これからも頑張ります。こちらこそよろしくお願い致します。
それでは、現場同行記『中古マンション購入サポートパック』+『売買契約書チェック』編は、終了致します。
次の現場レポートは、一戸建ての通信簿Bコースの予定です。もう、現場には行ってきましたので、後日、レポートしますね。
このレポートを、最後まで読んでいただいた方も、ありがとうございました。
大阪府の中古マンションの調査はこちら
さぁ、次は、専有部分の調査です。
お部屋は、このマンションの最上階、南東に面した角部屋です。
ここからは、仲介業者の営業マンと一緒に、居住中である売主さまのお部屋にお伺いしました。売主さまもご在宅でした。
(事前に売主さまにも、調査の了解をいただいています。)
売り主さまにご挨拶の後、早速調査開始!
各部屋の窓から辺りを見渡す、建築士さん。
「将来、近くに採光を遮るような大きな建物が建つ心配は、まずないと思いますよ。」
「何でわかるんですか?」
少し遠くにある空き地を指差され、
「あれぐらいの広さがないと高層の建物は立てられない。この部屋の窓に面した場所には、あの大きさ程の空き地はないですからね。それに、周辺には、新築の一戸建てがどんどん建っていってる状態ですから、今後も大きな空き地ができるってことは、まず、考えられない。」
「なるほど、なるほど。」
次は音の話です。
窓が開いた状態で、
「下に比べて、静かですね。」
「ほんとですね。」
エントランスは、幹線道路に面していて、車の通る音がしていたのですが、このお部屋は、その幹線道路と反対の位置、窓を閉めてみると、更に静かです。
このマンションのなかにおける専有部分の位置(住戸の位置)も良好だとのことです。
私は、専有部分の劣化状態の調査ばかりするものと思っていたのですが、
『将来の眺望や採光、音の問題』
の説明に、目からうろこです。
購入を決めるには、重要なことですよね、確かに。
部屋に入る前に、お客様に
「この物件について気になるところがありますか?」
とお伺いしていました。
「リビングの壁紙の一部に変色があり、築2年で、そのようなことがあるのかを見て欲しい。」
とのこと。
「日当たりや、湿気の状態にもよりますが、どの程度か中に入ってから見てみますね。ただ、売主さまは、その件に関して何か言っておられませんでしたか?」
「そういえば、入居後に壁紙がめくれてきて、ご自分で手直しされた様なことをおっしゃてました。」
「でしたら、きれいに接着剤をふき取ってないかもしれませんね。ふき取りがちゃんとされていない場合も、変色はありえます。」
その部分を、実際に見てみました。
売主様が、手直しをもう一度されたようで、現状は変わっており、気にされていた変色は、ほぼなくなっていました。
壁紙の状態も大丈夫な旨を告げ、お客様の許容範囲であることを確認。今後、又、変色しない為にも、しっかりふきとりをすることをお勧めしました。
各部屋、ベランダ、廊下をまわり、水まわり、建具、排気・換気状態、など様々な部分を点検。
調査の結果、建具の一部に不良箇所がありましたが、
「引渡しまでにはきちんと直しますね。」
と、売主様。
「2年点検はもうお済ですか?」と、建築士さんが、仲介業者さんと売主さまに確認。
点検は、持ち主が変われば利用できないけど、まだ売主様が居住中の期間であれば、利用できるとのこと。
せっかくですから、2年点検に間に合うようなら、是非とも利用しないと!売主様、買主様、両方にメリットありますもんね。
調べてもらった結果、売主様が居住中の間に、補修可能だということでした。きっちり施工会社に直してもらってから、引渡ししてもらえことになりました。
本日調査の報告書は、後日作成してお渡しいたしますが、
総評は、
『専有部分の設備、仕様も含めて、現在の新築マンションと比較しても遜色はなく、構造的にも問題なし、管理面もしっかりした良いマンションだといえます。』
だそうです!
調査中の建築士さんの説明からも、この時点で契約されることを、ほぼご決断されていた様子です。
契約するなら、明日だとのこと。
このお客様には、『中古マンション購入サポートパック』とご一緒に、契約の運びとなった場合に『売買契約書チェック』もご依頼いただいておりました。
売買契約書チェックは、事前に必要書類をいただいて、内容を確認し、お客様に不利な条文などがないかなども調べ、問題箇所等の訂正などのアドバイスをするサービスです。
契約は交わしてしまえば、
『こんな内容だなんて、知らなかった。素人だからわからなかった。』は、通用しないのです。
言いたいところですけどね、知らなかったって...。
契約までに、売買契約書のご報告をさせていだだくことをお約束し、本日の物件の調査は完了です。
(建築士さんには、これから事務所に帰って、管理規約、契約書のチェックをしてもらわなければいけませんが、...。お疲れ様でございます。)
私の同行はここまでした。
お疲れ様でした!お客様は、ご夫婦ともに、ご購入を決められて、すっきり、晴れ晴れ(^.^)(^.^)とした表情をされていました。
中古の物件は、売り出されてから、契約までのスピードも大切ですから、タイミングよくアネストにご依頼いただけて、お役に立てて本当に良かったです。
これは、後日談になりますが...
実は、契約まで焦っていたので、アネストのホームページをじっくりご覧になったのは、物件のご契約を済まされた後だそうです。
『ホームページの内容を見て、アネストのポリシーに共感しました。貴社に相談できてよかった、今後も応援しますので頑張って下さい。山瀬さんのレポートも楽しみにしています。』
とのお言葉を、調査数日後にいただき、現場にも同行した思いもあり、嬉しくて、嬉しくて...。
しっかりレポート致しました。見ていただけたかなぁ...。
私もアネストのポリシーに感動して入社したので、このように言っていただけると、本当に、嬉しいです。ありがとうございます。
これからも頑張ります。こちらこそよろしくお願い致します。
それでは、現場同行記『中古マンション購入サポートパック』+『売買契約書チェック』編は、終了致します。
次の現場レポートは、一戸建ての通信簿Bコースの予定です。もう、現場には行ってきましたので、後日、レポートしますね。
このレポートを、最後まで読んでいただいた方も、ありがとうございました。
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