中古マンション建物調査の現場レポート

大阪府の一級建築士による中古マンションの建物調査の現場レポートの現場レポートです。
中古マンション購入サポートパックは「中古マンション建物調査」へ名称変更しております。

中古マンション購入サポートパックの現場レポート :大阪府 Part1-1

大阪府で中古マンション購入サポートパックの現場に行って参りました!

今まで現場に同行させてもらったのは、マンション、一戸建て共に、新築物件だったので、中古の物件調査は初めてです。この、中古マンション購入サポートパックとは、

  1.中古マンションの劣化診断
  2.設計図書(せっけいとしょ)の要点チェック
  3.管理チェック


が、ひとつになったサービスです。物件調査をするだけでなく、マンションの管理人さんに、お話をうかがったりということもしました。では、詳しい当日の模様を、レポートさせていただきます(*^_^*)b  

では、よろしくお願いいたします!


今回の担当は、アネストに入社して私が初めてお目にかかった建築士さんでした。とても穏やかにお話される建築士さんで、笑うと笑顔のかわいい(年上の方にこの表現は失礼ですが、ほんとです)方です。色々なスポーツもされてきたようですが、今は"大名テニス"がお得意だとのこと。

※大名テニスとは、ご本人曰く、コート内を走り回らず、ラケットが届く範囲にだけ返球してもらうテニスらしいですよ。うまいネーミングに爆笑。


物件は築2年のマンション、売主の方がまだ居住中であるというものでした。

現地で、建築士さんとお客様と私とで待ち合わせ。でも、建築士さんは、かなり早く到着されていたようで、待ち合わせ時間には、もう、管理人さんと管理人室で談笑されていました。

「管理人さんから、お話を聞くことって、嫌がられませんか?」
と、気を使ってお客様が、建築士さんと私に声を掛けてくれました。

中古マンションは、管理の状態がとても大事!その管理面のチェックをするには、現地での状況確認、管理人さんへの聴聞、管理規約等の書類のチェックが必要です。

初対面の管理人さんから聞き取る情報もたくさんありますから、実は、私もその点は少し心配だったのです。が、建築士さんと管理人さんの笑い声を聞いて、すぐ、モヤモヤ気分解消!


管理人さんへの聴聞開始。(聴聞っていう程、堅苦しい感じではありませんでしたよ。)

 「管理人さんは何曜日の何時から何時が勤務時間ですか?」
 「駐車場の空きは?」
 「みなさんの管理組合への参加状況は?」

いろんな質問にも、にこやかに、的確にお返事いただけました。ありがとうございました。
管理人さんが話し易くいい人だってことも、プラス点!(山瀬版チェックリストによる、独自調査結果です。悪しからず。)

管理人さんが用意していてくれた、
【マンションの設計図書の閲覧】 ※正確には竣工図書というそうです。
これが、又、分厚いのなんの。厚さ5,6cm、といったところでしょうか。(もっとかな?)

そして、でかい。(A3サイズ、しかも片面で)

設計図書は、マンションを建てるための資料で、色々な情報がつまっている。確かにそのようですが、素人の私は『分厚っ!』っと思ったこの時点で、もう、引き気味。

ですが、建築士さんは分厚い中から、必要なページを、ササっと探しては、見ていかれます。

そして、お客様に早速、説明。

「この数字が床の厚さです。スラブの厚みが、24センチで、フローリングではなくカーペットですから、遮音性も高いです。」
「厚みも充分な断熱材が、この部分まで入っているので、結露もおこりにくい非常にいい作りです。」
収納スペースの充実加減や、避難経路にいたるまで...。大事なことばっかりです。

お客様は、将来、このマンションでのご両親との同居も考えておられるらしく、
「室内廊下の幅も、車椅子でも充分通れる90センチあります。」と、建築士さんが説明されたときには、
「車椅子って何センチなんですか?」とのご質問。
「約74センチですよ。」
年金バリアフリー住宅実施確認者でもある建築士さん、知識も豊富です。

ここまでは、管理人さんへの聴聞や設計図書のチェックの様子をレポートしてみました。次からはいよいよ建物の調査の様子です。ご期待ください。

大阪府の中古マンションの調査はこちら