内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポート

大阪府大阪市での一級建築士による一戸建ての内覧会立会い・同行の現場レポートです。

内覧会立会い(一戸建て)の現場レポート :大阪府大阪市 Part6-2

アネストのスタッフの稲久保です。内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポートの続編です。

(3) 2階へ



ベランダの勾配のチェックです。
「ん・・・、家に向かって傾斜をしている。」
と、いうことは水が排水溝に向かって流れないという事ですか??
「でも、左右にある排水溝に向かっては傾斜があるので流れると考えられます。」

お客様へは、「入居後に実際に雨の日にベランダの水の流れ方をチェックして、問題があれば業者さんに直してもらいましょう。」とアドバイスをして業者さんへは最後に伝える事にして次へ。

クロゼットについて



クロゼットの扉は全部左右とも端が固定されていないので、閉めた時に真ん中に隙間があります。
端を固定するものとして作られた扉なので仕方がない事のようです。

「指が一本余裕で入るくらいの隙間があるので業者さんに相談して補修が出来るようなら補修してもらいましょう。」

キッチン



今回は、収納部分の動作確認は出来ましたが水が流れなかったので水を流しての検査は出来ませんでした。本来は水を出してシンクの下を見て水が漏れないかチェックします。

「入居後、水を全開にして出してお客様自身でチェックして下さい。また、入居後の約2週間後にもチェックして下さい。」と、お客様へアドバイスをして次へ。



シンクの上に、左右に開閉出来る収納スペースがあります。右の扉を開けると、換気扇にあたってしまいます。

「マンションは、扉と換気扇が当たる場合は戸あたりが付いている事が多いですが、一戸建ては付いていない事が多いです。開閉の際は気をつけて行って下さい。」

(4) 1階部分
1階部分は、収納が2ヶ所と洗面所とお風呂があります。



ここも、水が出ない為、水を流してのチェックが出来ませんでした。
最近の一戸建ての洗面所には、タオル掛けがないそうです。
「石膏ボードは穴をあけたりすると目立つので素人が自分で付けようと思うと少し難しいのでお金を払ってでも設置してもらった方がきれいですよ」とお客様へアドバイス。

(5) 玄関部分



ここでは打診棒が登場しました。
コロコロ・・・コロコロ・・・
問題があると何か引っかかるものがあるそうですが今回は全く問題なしです。
シューズボックスも確認しましたが問題ないようです。

(6) 一通り調査をした後は、脚立の登場です。



まずは、お風呂場の天井をあけてチェックします。
私も、脚立を上がって確認させてもらいました。ここからは、配線が見えましたがきれいにカバーで覆われていました。



「マンションでは、このようにカバーで覆われている事が多いですが、一戸建てではあまりなくきれいに施工されています。」

(7) 床下の点検口



1階部分の収納の中に点検口がありましたので、そこから上半身を入れて床下をチェックします。 私も頑張って覗いてみました。1階は全て収納の部屋で断熱材が設置されていないことが確認出来ました。

そこで、頂いた必要書類で確認致しましたが、特に記載はなかったので最後に業者さんに確認しました。
「もともと収納として使用する目的の部屋なので断熱材は設置していません」との事でした。

(8) 屋根裏の点検口



次は、3階部分に戻り屋根裏の点検口からチェックです。
私も覗かして頂きましたが、見渡す限り断熱材です。
「きれいに断熱材が敷き詰められていて、問題なしですね。」

最後に、お客様へ調査結果の報告です。

「今回は、注文住宅と聞いていますので建築主が本来はお客様の名前になっていないといけないのですが、業者さんの名前になっています。今後、建替えやリフォームをする時に必要となりますので確認申請書を頂けるようにお願いして下さい。」 と、アドバイス。

そして、業者さんに確認申請書を確認させて頂き、業者さんにも調査結果を伝えて無事に調査が終了しました。

お疲れ様でした。今回初めて内覧会立会い・同行(一戸建て)サービスに同行させて頂きまして、とても勉強になりました。この経験を今後の受付業務に活かしていきたいと思います。

最後に、お客様が「これは、素人にはわからんから頼んでよかったわ。」と、言って下さった事がとても嬉しく思いました。

同行させて頂き、写真撮影の許可をして下さったお客様ありがとうございました。
サービスに同行させて頂きました田中さんありがとうございました。お疲れ様でした。
そして、最後まで読んでいただきまして本当にありがとうございます。

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