内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポート

大阪府での建築士による一戸建ての内覧会立会い・同行の現場レポートです。

内覧会立会い(一戸建て)の現場レポート :大阪府 Part1-4

またまた、一戸建て内覧会同行サービス(現場は大阪府)の現場レポートです。
前回は、床や壁の傾きの調査、床下の調査の様子をお話しましたが、その続きです。

まずは、洋室で...

窓枠のビスの留め忘れ。

これは、各部屋に結構ありました。

ビスの留め忘れが一番多かった部屋で、
「あっ、ここも、一個ない。」
「ここも、ここも。ここなんか、連続4つない。」と、チェックしてると、

「この部屋を作るときは、よっぽど疲れてはったんでしょうかね。」と、奥様。
怒るどころか、めっちゃ優しいでしょ、この言い方。

思わず、みんなで笑ってしまいました。

でも、何故、ねじを留め忘れるのかなぁ。
窓枠の、一個だけとか。
穴がそこにあるのに。

細かい部分ですが、一戸建ては、窓の数も多い。
皆さんも、注意して見たら、1個や2個はビスがないところがあるかもしれませんよ。

見つけたら、私のように、何でかな?と思うかも。

ドアがスムーズに閉まらない部屋がありました。
グッと押さないと、閉まらない感じ。



「建具調整をしてもらいましょう。」と、大和さん。
「使用頻度にもよりますが、建具調整は、定期的にすることをお勧めします。」

ここも、メンテナンスですね、了解です。
 
興味深かったのが、ベランダ。
手すりの高さなど、チェックされたあと、防水塗装の状態のチェック。

ベランダに、防水塗装がしてあるなんて、私は今まで知らなかったです。
(あんた、知ってることの方が少ないやん、と、自らつっこんどきます)

「床の防水塗装面はなるべく傷がつかないように気をつけてください。」
「例えば、洗濯物を干す台などでも、床を傷つけますので、注意して使ってくださいね。」
「重たい植木鉢なども、同様です。」


「へー。」←何回目のへーでしょうか?

本当に、勉強になることばっかりです。

すべての調査が完了。
売主側にこちらからの指摘箇所を一つ一つ確認してもらい、補修をお願いします。
建物出来もよかったのですが、売主側の対応も、とてもよかったです。

開始時も、調査には、時間がかかる旨を告げると、
「存分に見ていただいて結構ですので、どうぞ時間は気になさらないで下さい。」

指摘箇所の補修をお願いした際には、
「全くお恥ずかしいばかりです。」とも、おっしゃってました。

「そんなことはないですよ。建築士の方は、いい家だと褒めてくれていましたから。」と、お客様。

「そうですか、ありがとうございます。」

売主と買主、いい関係のようですね。

これからも長いお付き合いになるわけですから、お客様と売主側のいい関係が続くことも大事だと思います。

プロが調査に行くことは、正しい施工がされているのかを専門家の目でチェックするという意味で行くのであって、いい関係を壊しに行くわけでは、決してありません。

本物件に関しての、大和さんの総評!!

  「構造面・設備面・施工面、すべてにおいて、安心できる大変優れた住宅といえます。」

そして、お客様の感想!!

  「こんなに自分の家を知ることができて、本当によかったです。」

そして最後に、私の感想!!

  「家をきちっとメンテナンスすることは、貯金と一緒!」

以上です!

最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

大阪府の建築士による一戸建て内覧会立会い