内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポート

一級建築士による内覧会立会い・同行(マンション)の現場レポートです。

内覧会立会い・同行の現場レポート :大阪府大阪市 Part6-2

前回のレポートに続きまして、内覧会立会い・同行(マンション)(現場:大阪府大阪市)の様子をお届けします。

では、リビングの調査をレポートします。

窓の数も多く、しかも窓の大きさもたっぷりあり、とても見晴らしのいいリビングでした。

フローリングを、5本指の靴下を履いた南郷さんが行ったりきたり。フローリングの施工状態を確かめる為です。

水平器も使って確認し、ご主人と奥様に施工状態の説明。



どうやらフローリングの施工状態は異常なしのようです(^_^)

やれやれ、第一関門突破と思いきや、

「ここと、ここと、ここと、そこにもへこみ傷がありますから、補修をお願いしますね。」

と担当者に告げる南郷さん。

基本的には、傷や汚れはお客様に見ていただくのですが、もちろん気がついたところは南郷さんも指摘されます。

確認する時は、目線をぐっと落として、少し離れて床を横から見るようにするとわかりやすいとのこと。

少し離れてから顔がフローリングにつくぐらいにして見てみると...。

ありました、ありました。へこみ傷がありました。

(p_-) ふむふむ。

ちょっと無理な姿勢ではありますが、対象物を動かせないなら自分が動いてみるしかないですよね。

傷の各箇所はすべてきちんと補修してもらうように担当者の方に申し上げました。


建築士さんは目視調査に加え、よくその物を動かして、力を加えて確認されています。

どういうことかと言うと、例えば窓の調査では...。

右・左・右・左・右・左・右・左とサッシを何回も動かす。

左右だけでなく前後にもサッシの両側を持って揺さぶる感じでも動かす。

網戸も同じように何回か開閉を繰り返し、がたつきも確認。

収納の棚なども、棚を持ってぐっと押してみる。


etc...。



サッシも網戸もこれから数知れず行う開閉に耐えないといけないし、収納の棚も重さには耐えなけてばいけませんもんね。開け閉めができる、棚がついてる程度の確認だけではだめだということです。

この調査の結果、リビングのサッシ・網戸については以下のような調査が...。

・サッシの取り付け(隙間など)に異常なし。
 動作確認(がたつき・重さ・カギの施錠)にも異常はみられず。

・網戸開閉時に音鳴りは音鳴りあり。←調整が必要。

・サッシ額縁に傷、汚れあり。ガラスにも傷あり。


随時、施工会社の担当の方にもきちんと確認してもらって、補修を約束してもらいました。

ここでサッシについての南郷氏からのコメントを紹介しますね。

このサッシには指詰め防止機能がついていてGOOD!

というお話です。



↓リビングに初めに入った時の私の感想を覚えていらっしゃいますか、みなさん。

『窓の大きさもたっぷりあり、とても見晴らしのいいリビングでした。』

とあるように、リビングのサッシは重量感のあるハイサッシでした。

ということは、サッシの開閉が重くなる。

もし指を挟むと大変な怪我をしかねない。

小さいお子様の手なら尚更大変なことになりますもんね。

こう書いていて指が挟まった様子を想像しただけでもぞっとします(>_<)

この部屋の大きなサッシには指詰め防止機能がついててよかったです。

建築士さんに、GOOD!ですねと言われ、ご主人も奥様も嬉しそうです。関係ない私も嬉しい。(←喜んでいるが、うちのサッシにはついていない...。)

以上、南郷先生によるコメントを少しご紹介しました。

この他にも、内覧会の最中に、家に関するアドバイスをたくさんされてました。参考になることばかりでしたよ(^_^)

では、次回に続きます。

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