内覧会立会い・同行(一戸建て)の現場レポート

大阪府での建築士による一戸建ての内覧会立会い・同行の現場レポートです。

内覧会立会い(一戸建て)の現場レポート :大阪府 Part1-2

前回に引き続きまして、一戸建て内覧会同行(現場は大阪府)レポートです。では、ご覧ください。
  
 【排水枡の確認】

これって、何の調査だかわかりますか?

雨水と汚水が流れこむところ、とでもいいますか、道路にあるマンホールの小さい版みたいなものふたを開けて中を覗き込み...。



「いい仕上げです。」と建築士さん。
『私には、溝や穴が見えるだけなのに、どんなところがいいの??』

聞かなくてもちゃんと説明してくれました。

「傾き具合が、急すぎても、緩やかすぎてもだめで、これぐらいがちょうどいいのです」
「へー、そうなんですか。」←この後も何回も発する言葉となりますよ。

建築士さんから、雨水はここを通りここまで来るとか、汚水はここを通りここまでくるとか、単に調査だけでなく、そのもののしくみや、メンテナンスの仕方まで、アドバイスもありました。

まだ内覧会開始早々なのに、汗いっぱい、あちこち動き回り、熱心に説明される建築士さん。
さすが、プロ。プロ魂メラメラです。

こんな風に説明してもらって、実際に見ることが出来たからこそ、メンテナンスを心掛ける気もおこりますが、
『見たことないわ、仕組みもわからん、このふた何?』
では、こんなところ、点検も何もできっこないですよね。

ちびマンホール(?)なんて、開けていいものかどうかもわかりませんでしたから、私には。
開けたら水がドバーっと逆流してきたりして...ぐらいのレベルです。お粗末すぎですね。(苦笑)

建築士さんが熱心にされる、しくみの説明はさておき、
『何で、メンテナンスのことまで言われるのかなぁ!?』と思っていたのですが...


建築士さん曰く、
"マンションには、修繕費の積み立てがあるが、一戸建てにはそれがなく、修繕費は個人負担に。だから、日々のメンテナンスが非常に大事!"

はい、↑ここは大事です! 

【一戸建てをお考えの皆様、現在お住まいの皆様、日々のメンテナンスの積み重ねが、将来の出費を抑えることにつながります!】
メンテナンスすることは、一種の、修繕費の積み立てってことですね。
(あってますか?建築士さん)

 【建物の外壁調査】

建物自体の調査開始です。

基礎のパッキンや換気状態、防虫網などをチェック。
この際、マンションの内覧会時にも、調査道具として活躍していた、【鏡】も登場!



外回りをぐるっと、連続的にしゃがみこんで見ないといけない部分なので、今回も【鏡】は、大活躍でした。

結果、綺麗な、いい仕上がりだとのことでした。

ここまでは、レベルの高い、いい物件のようです。
よかった!!

"にんまり"

。。。。毎回そうですが、私は、同行の現場調査の見学にお邪魔しているのですが、気持ちはすっかり買主です。"にんまり"も悪しからずご了承下さい。。。。

ところが...

お庭に面したリビング側の外壁調査の際、

壁に、【クラック発見!!】 ※お客様も質問されていましたが、クラックとは、ひび割れのことです。

クラックを見て、ものすご~く心配される方が多いと、建築士さん。
ものすご~く心配している私。

『そりゃそうでしょ、誰でも、新築の家の壁にひびが入ってたら、びびりますよ。』←私の心の中。

でも、クラックにも、構造上の問題で心配なものと、まったく心配のないもの(例えば、塗装の乾き具合でおこったものなど)があるそうで、経験を積んだ者なら、見分けはすぐつくと、落ち着いた様子で説明されていました。

外壁にひびが!=これって欠陥住宅!?
 なんて思わなくていいとも。

今回の外壁のひびは、外装の仕上げによるので、指摘事項にはなりましたが心配のないものでした。

「ふぅ、、、、。」
落ち着きました。

この許容範囲か、そうでないかを、見分けて、的確にアドバイスしてもらえるのが、プロに頼む醍醐味ですね。

このクラック調査の際、クラックの幅は専用スケール、深さは針金みたいなものを使って、お客様にも心配がないものですからと、又々、わかり易く説明されていました。





検査は次々と続き...。
列記すると、とても長くなりますので、他の調査箇所については、次回以降にレポートしますね。

外回り調査完了。


思った以上に時間をかけての調査でした。
それだけ、大事だってことでもありますね。

次回に続く

大阪府の建築士による一戸建て内覧会立会い